令和8(2026)年 学長より新年のご挨拶

原玲子学長
学長  原  玲子

 明けましておめでとうございます。

 旧年中は格別の御厚情を賜り、誠にありがとうございました。皆様の御健康と御多幸を心よりお祈り申し上げます。

 周知のとおり、本学は昨年4月から名称を「日本赤十字東北看護大学」「日本赤十字東北看護大学介護福祉短期大学部」に変更し、新たなスタートを切りました。名称の変更により、「東北地方で唯一の赤十字の看護大学」であることをより明確にし、東北の赤十字病院等との教育連携や社会貢献活動、入学者確保のための広報活動等を、さらに積極的に展開してまいります。また、同一キャンパス内の短期大学は、看護大学の短期大学部として位置付けることで看護大学との一体的教育活動がより明確になったことに加え、介護福祉系の教育機関であることが分かりやすい名称となりました。

 昨年を振り返って学内の出来事に目を向けますと、令和6年度に全国の大学540校、短期大学132校が参加して実施された「全国学生調査(第4回試行実施)」において、大学看護学部が6項目、短期大学介護福祉学科が12項目で、それぞれの分野の上位にランクインしたことが文部科学省から公表されました。この調査は、学修者本位の教育への転換を目指す取組の一環として実施されているもので、学修の主体である学生目線からの大学教育や学びの実態把握を通じて、大学の教育改善や国の政策立案など様々な用途に活用されます。本学としましては今回の結果を受け、引き続き、教育の改善や学生生活の充実に努めてまいります。

 介護福祉短期大学部では今年度より、通常の2年課程に追加し、「長期履修制度」を創設・運用しています。本制度は、社会福祉施設等に就業している方が、働きながら本学で3年間学び、在学中に介護福祉士国家試験を受験し、卒業後も同じ職場で継続して就業することができる制度です。本制度により、秋田県における介護福祉人材の確保と資質向上に貢献できるよう、引き続き取り組んでまいります。

 また、昨年10月から秋田市及びSCSK株式会社様との連携により、秋田市内の5校の国公立大学等と共に「教育機関応援型ふるさと納税」による寄付募集を開始しました。本学については、赤十字の防災・減災活動について学び実際の現場で行動できる学生を育成する取組や、「人間のいのちと尊厳を守る」強い意志と行動力を備えた新時代の「人道」を実践する赤十字の専門職を育成する取組など、4つのプロジェクトへの寄付ができるようになっています。皆様のご支援のもと、これからもすべての学生が本学で学んで良かったと思える学び舎とするために、学生支援の取組を続けてまいります。

 一方で、昨年は秋田県をはじめ北海道、東北地方を中心として、各地でクマによる被害が深刻化しました。本学が所在する秋田市においても、例年を大幅に上回る目撃件数があったことから、本学では大学敷地の周囲に害獣忌避剤を配置するとともに、クマよけスプレーを配備するなど対策を実施し、学生・教職員への情報提供と注意喚起を継続的に行っております。引き続き、学生・教職員はもとより、これから本学を受験・入学していただく皆様、また来訪者の皆様の安心・安全の確保に努めてまいります。

 昨年2月に文部科学省に設置された「2040年を見据えて社会とともに歩む私立大学の在り方検討会議」においては、地域の人材育成に向けた私立大学の役割や急激な少子化を見据えた大学経営の在り方、国際競争力の強化に向けた私立大学の役割等について集中的に議論が進められるなど、私立大学に向けられる視線が厳しさを増しています。その一方で、地域の担い手となる人材の育成や教育研究の質の向上に向けた取組など、求められる役割の重要性は更に高まっているところです。本学では日本赤十字学園が令和5年度に策定した「2040年に向けたグランドデザイン」に基づき、令和6年度からスタートした第4次中期計画(5か年)に掲げる事業を着実に推進してまいります。これからも多くの皆様のご期待にお応えするとともに、地域の医療・福祉の発展に貢献できるよう、赤十字の看護職・介護職養成のための高等教育機関として、引き続き、より良い大学運営に取り組んでまいります。

 最後になりますが、改めてこの場をお借りして、日頃から本学を御支援いただいている皆様に感謝を申し上げますとともに、本年も引き続き本学の取組について御理解をいただき、暖かい御支援を賜りますようお願い申し上げます。

令和8年1月1日

日本赤十字東北看護大学
日本赤十字東北看護大学介護福祉短期大学部
  学長  原  玲子

令和8年の年賀状

 

日本赤十字東北看護大学・日本赤十字東北看護大学介護福祉短期大学部へのご寄付のお願い