令和7年7月16日(水)、学校法人和洋学園 秋田令和高等学校と高大連携協定を締結しました。
高齢化が進む秋田県において、介護の仕事を職業として選ぶ若者が減少し続けています。介護職の待遇や労働環境については、国による処遇改善、ICTや最新の介護器具の導入などによる働きやすい職場環境づくりなど、年々改善が進んでいるものの、旧来の「3K(きつい・汚い・危険)」のイメージが根強く残っており、子どもたちが職業として介護を選びにくい状況が続いています。
こうした現状を打開し、安心して暮らし続けられる地域を築いていくためには、介護の重要性を理解し、職業として高齢者等の介護を支える人材を継続的に育成していくことが重要です。
本学は開学以来 30年を超え、1,100名以上の卒業生を輩出していますが、とくに秋田令和高等学校からは秋田和洋女子高等学校時代から、これまで多くの生徒が本学を卒業し、県内で介護・福祉の現場を支えています。現在、秋田令和高等学校は共学化し、生徒の興味や進路に応じて学べるコース制を導入しており、そこでは「福祉コース」も設けられています。
地域の介護・福祉に貢献したいという思いを持つ生徒が、将来介護・福祉分野で活躍できる人材として成長し、地元に貢献できる喜びを感じてもらえることを期待し、秋田令和高等学校との高大連携協定を締結いたしました。
協定締結後は、本学の通常授業への参加や出張講義、教育に関する活発な情報交換などを実施し、生徒の皆さんには大学の学びを体験することでご自身のキャリアビジョンに活かしていただき、本学としても秋田令和高等学校との情報交換等を通じてさらなる教育の質の向上を図ってまいります。
また、地域の介護福祉領域の課題解決に向けた共同研究などで連携し、介護福祉人材の確保や18歳人口流出の予防を目指します。
調印式は、秋田令和高等学校ラーニングルームにおいて両校関係者が参加して行われました。
