4年間で、看護師と一緒に保健師国家試験の受験資格を取得できます (選択制、40名選抜)

赤十字の理念を基盤に、公平・中立に人々の健康をまもることのできる実践力やコミュニケーション能力に長けた保健師の育成に取り組んでいます。災害救護訓練・ボランティア演習といった赤十字の教育機関独自のカリキュラムの中で保健師教育を行うことにより、災害や健康危機に強い保健師を養成します。

保健師とは

保健師とは、厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする者です。
行政分野・医療分野・産業分野※1・学校分野※2など、活躍の場が広がっています。

保健師免許を取得後、申請により※1第1種衛生管理者、※2養護教諭二種免許を取得することができます。保健師として働くためには、保健師と看護師2つの国家試験に合格する必要があります。

多様な保健師の仕事と活躍の場

目の前の患者さん個人だけではなく、集団・コミュニティ・地域全体にアプローチすることが保健師の仕事です

地方自治体の保健師

都道府県庁、保健所、市町村保健センター、地域包括支援センター、子ども家庭センターな どで住民を対象に健康推進活動をします。あらゆる世代の住民個々への相談対応、健康に暮らすための地域の仕組みづくり、保健医療福祉に関係する事業計画・政策立案まで幅広い役目を担います。高齢者や在宅療養者が自宅で安心して生活するために、社会サービスの調整や専門的知識を用いた相談対応も行っています。

企業の保健師

働く人々を対象に、所属する企業の中で健康管理や労働安全を推進します。企業の健康経営やリスクマネジメントに関する複雑で難しい役割を求められることもあります。

その他

健診センターや医療機関で疾病の予防・早期発見、社会復帰のための保健指導や健診を行います。

教員からのメッセージ

日本赤十字東北看護大学は、平成21年度から保健師教育をスタートさせ、秋田県内はもとより東北各県に多くの災害や健康危機に強い人材を輩出しております。
保健師課程で学ぶ公衆衛生看護学は、公衆衛生学を基盤として、地域で生活する人々の生命と健康を守るため、地域住民とともに地域社会に働きかけるために必要とされる知識と技術について学びます。特に地域を「みる (アセスメント)」、「つなぐ (マネジメント)」、「動かす (ソーシャル・キャピタル)」の3つの能力について、講義、演習、実習を通して身につくように教育を展開しています。

本学の保健師養成の特色としては、行政機関・企業での実習に加え、「大学周辺地域と協力、連携しながら実践的な保健師教育を行っている点」にあります。大学周辺を管轄する地域包括支援センターと包括連携協定を結び、協力を得ながら様々なデータ分析による地区診断を行うほか、大学周辺の地域組織やサロン参加住民にインタビューを行うなどして、保健師の大切な専門性の一つである「地域をみる(地区診断)」能力を身につけていきます。また、大学周辺の地区診断をもとに保健事業(健康教育や健康相談など)を学生が自ら企画し、実践する実習を行います。地域住民と多く交流することでコミュニケーション力を磨いていく、自ら保健事業を企画し、実践する能力を身につけていく、といった大変な学修ではありますが、例年保健師課程の学生たちはやりがいをもって取り組み、参画する住民の皆さんにも喜んでいただいています。保健師としての実践能力を確実に身につけることができる本学で、ともに学んでみませんか。 

公衆衛生看護学
佐々木久美子・萩原智代・森田誠子

就職実績(令和1年~6年 既卒含)

秋田県内秋田県庁・秋田市役所・三種町役場・五城目町役場・男鹿市役所・大仙市役所・仙北市役所・横手市役所・上小阿仁村役場
秋田県外岩手県西和賀町役場・ 東京都三鷹市役所・愛知県高浜市役所・三重県津市役所・奈良県大淀町役場
※他にも多数の内定先があります。

保健師課程のカリキュラム※2023年度入学生から

保健師課程の選択必修科目と履修の流れ

1年次2年次3年次4年次
前期後期前期後期前期後期前期後期
公衆衛生
看護学Ⅰ
【概論】
公衆衛生学疫学
保健統計
保健医療福祉行政論公衆衛生看護学Ⅱ
【地区診断】
公衆衛生看護学Ⅲ
【個および集団への保健指導】
公衆衛生看護学Ⅳ
【地区活動演習】
公衆衛生看護学実習
公衆衛生看護学Ⅴ
【公衆衛生看護管理】
公衆衛生看護学実習

一部科目の紹介

公衆衛生看護学Ⅱ・Ⅲ

地域の情報を集めて課題を抽出する「地区診断」、個人と集団に対しての公衆衛生看護技術である「健康教育」「家庭訪問」について、実践形式の演習を通して学びます。

公衆衛生看護学Ⅳ・Ⅴ

保健師としての情報管理・健康危機管理や、事業計画や政策の立案をするために欠かすことのできない予算管理・事業管理に関わる管理能力や実践力を身につけます。地域住民を対象とした事業のPDCAを展開するための知識と技術を養います。 

公衆衛生看護学実習

市町村・保健所・企業において、保健師の業務や健康推進事業への参加を通して実践的な保健師の活動についての理解と修得を目指します。また、大学周辺の地区の住民を対象に、学生が主体となって介護予防や地域のつながりを深める企画を立案し、健康教育や健康測定を実施します。計5週間にわたる実習を通じて、公衆衛生看護の実践だけではなく、情報をまとめる力やプレゼンテーションで伝える力の向上も目指します。

公衆衛生看護学実習の様子~健康教育健康測定会~

片足立ちテストの測定

学生が計測と記録をします

介護予防のための健康教育

学生の見本で、みんなで体操を行います

分かりやすさを考えて、手作りの模造紙ポスターを作成

エビデンスに基づく教育内容です

入試に関するお問い合わせ

入試・広報課

電話番号:018-829-3759
Eメール:koho@rctohoku.ac.jp